漢方治療

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漢方治療とは

「気」「血」「水」

漢方治療は人の「気」「血」「水」に働きかけて、根源的な治癒能力を高める治療法です。全てのものはバランスが大切であり、片方の翼が傷ついた鳥は満足に空を飛ぶことができないでしょう。

漢方

「証(しょう)」

漢方薬は、個々人における気血水のバランスをはじめとした「証(しょう)=体質」を診て使用する方剤を選択します。
 
「証」は脈診・舌診・切診・腹診などを総合して判断します。同じ症状であっても、体質によって使用する処方が変わる、いわばオーダーメイドの治療と言えるでしょう。

 生薬の配合

また、漢方の方剤には複数の生薬が配合されていますが、これは個々の生薬の不足を互いに補いあい、より良い治療を可能にする古代からの知恵です。
 
西洋医学には、西洋医学の良いところがたくさんありますが、生命の根幹に働きかける漢方治療は、西洋薬による治療が奏功しない場合やその補助治療として大きな力を発揮します。

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「証」にあった漢方剤治療

漢方治療は「効果が遅い」「副作用はない」などと言われますが、「証」にあった漢方剤治療は数日で改善を実感できる場合が多く、また副作用にも十分注意する必要があります。体質の変化の際に、一時的に「陽転反応」や「瞑眩(めんげん)」と言われる不快な症状が2~3日出現することがあり、これは一般的な薬物による副反応とは違うものです。
 
当院では、生薬のエキス顆粒剤を主に御処方いたします。保険診療にての診療が可能ですので、どうぞお気軽にご相談下さい。